2024年4月26日金曜日

【登山・自然情報】犬越路~小笄エリア 4月23日

4月23日(火)に、犬越路~小笄区間を散策したときの様子です。今回もあいにくの曇り空で景色を望むことはできませんでした。しかし霧に包まれた幻想的な雰囲気のなか、登山道脇に咲く様々な種類のスミレや霧の向こうから聞こえるアオバトの鳴き声やシジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラなどが観察できました。また、登山道上にかかる倒木を2か所で確認。通行する際はご注意ください。その他道標やベンチ等の人工構造物の破損等は確認できませんでした。

令和6年6月末頃までの予定で用木沢公園橋の橋梁工事を行っています。用木沢出合~犬越路区間の登山道については工期中通行止めとなっていますので通行できません。ご注意ください。


エイザンスミレ

マルバスミレ

アセビとシジュウカラ

アブラチャン

稜線の北側斜面ではフキノトウが観察できました

犬越路まで0.5km道標

展望はありませんが美しい稜線歩きでした

雨露をまとったマメザクラ

稜線上ではアセビが見頃でした

このエリアは特別保護地区となります

スゲの仲間

犬越路から檜洞丸方向に1.0kmほどの箇所に倒木がありました

犬越路まで0.5km道標付近にも倒木がありました

スマイリーさんはこの日も笑顔が素敵でした

崩落個所。ロープを越えると危険です!
注意して通行しましょう

犬越路~用木沢出合区間は通行止めとなっています。

犬越路避難小屋の様子①

犬越路避難小屋の様子②

犬越路避難小屋(外観)
室内、トイレともにきれいに利用されていました。



2024年4月11日木曜日

【イベント報告】登山ガイドと行く「西沢・春の花めぐり滝めぐり」4月11日

4月7日(日) 登山ガイドと行く「西沢・春の花めぐり滝めぐり」が開催されました。

ガイドしていただくのは登山ガイドの里見さん。当ビジターセンターで地学のイベントやロープワークの教室も実施するガイドさんです。


ビジターセンターに集合して、滝めぐりの概要を説明してから地学にも詳しい里見さんならではの丹沢の成り立ちの解説からスタート。


ビジターセンターに展示してある岩石標本は丹沢の成り立ちに関わる岩石なので説明と実物がリンクして非常に勉強になります。勉強が終わったらさっそく滝へむけてスタートです!!

中川川の右岸ではミツバツツジも咲き始めていて、花の観察もできそうな予感です。


滝へ登っていく道中、草花の説明に加えて登山道の歩き方のワンポイントレッスンもあり登山初心者の方でも安心して歩いていけます。


草花を観察しながら歩いていくと、本棚の滝に到着しました。間近で見る滝は大迫力ですね。


滝を見た後はお昼ご飯を食べてビジターセンターに戻ります。
5月5日にも滝めぐりツアーが予定されていますので、花も滝も見てみたい!と思ったらぜひご参加ください。
今回見つけた花や鳥昆虫の写真です。

























2024年3月31日日曜日

【登山・自然情報】箒沢公園橋~板小屋沢ノ頭~ヤブ沢ノ頭~石棚山~西丹沢県民の森 3月31日

  3月28日(木)に、箒沢公園橋から石棚山稜を石棚山まで登り、西丹沢県民の森へと歩いてきました。

この日は午後から雨との予報でしたが、午前中から小雨が降りだし、標高900m付近から上では深い霧に覆われました。稜線に上がると風も出てきて、急激に気温が低下してきました。展望はありませんでしたが、幻想的なぶな林の中を、石棚山まであがりました。

帰りは、西丹沢県民の森への分岐から西丹沢県民の森へと下りました。下りはじめは広い尾根で荒れており踏み跡が不明瞭ですが、ピンクテープの目印を追っていくと、やがて尾根がやせてきて、ルートが明瞭になってきます。

県民の森は‘’大正の森‘’経由で下りましたが、杉の落ち葉が厚くつもり、ルートが不明瞭になっていますので、確認しながら下ってください。尚、県民の森の公衆トイレは使用可能でした。

西丹沢県民の森は、玄倉からも軽めの丁度よいハイキングコースになりますので、足慣らしに行かれてはいかがでしょうか。

※石棚山稜の分岐から西丹沢県民の森までの登山道は、
県が管理する自然公園歩道ではありませんので十分注意して通行下さい。


箒沢公園橋を渡って板小屋沢の橋を渡ってスタートです。

板小屋沢沿いの登山道は崩落個所があるので注意して通過下さい。

ツチグリを見つけました。

稜線上のぶな林を通過していきます。

石棚山山頂あいにく展望はありません。

西丹沢県民の森の“大正の森”へと続く道


西丹沢県民の森の東屋

ヤマネコノメソウの群落

切り株の上でさえずるミソサザイ


2024年3月13日水曜日

【登山・自然情報】寄大橋~秦野峠~伊勢沢ノ頭~檜岳 3月13日

 3月7日(木)に寄大橋から秦野峠林道を経由し、やどりき水源林の森と秦野峠~伊勢沢ノ頭~檜岳を歩いてきました。この日は朝から小雨が降っていましたが、標高800m付近から上では粉雪がハラハラと舞っていました。稜線に上がると深い霧と粉雪、木々に積もった雪で幻想的な風景が広がっていました。

積雪は標高1,000m付近の稜線上で5~10cmほどでした。登山道は特に問題のあるところはありませんでしたが、秦野峠から伊勢沢ノ頭の区間では痩せ尾根や傾斜のあるガレ場もあるので、通行の際は十分注意しましょう。

また、途中立ち寄ったやどりき水源林の森・周遊道はきれいに整備されており、これから春を迎える季節の散策にお勧めの場所です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。


寄大橋からスタートです。

林道を進み林道秦野峠に到着。
ここから登山道に入ります。

濡れた階段は滑りやすいので気を付けましょう。

少し進むと両側に鹿柵が迫ってきます。
服やザックなどひっかけないように注意しましょう。

痩せ尾根。

痩せ尾根が続きます。慎重に歩きましょう。

秦野峠手前の以前崩落していた箇所ですが、
ロープが張られ通行しやすく補修されています。

秦野峠を過ぎると傾斜のある道が続きます。
ガレた路面で滑りやすいので注意しましょう。

稜線に上がる手前、標高1,000m付近からは積雪がありました。

伊勢沢ノ頭付近から相模湾方面。

何の鳥の足跡でしょうか?

霧と粉雪で幻想的な山様でした。

伊勢沢ノ頭~檜岳間の稜線は10cm近くの積雪。

本日の目的地、檜岳山頂に到着。

寄大橋のすぐ先にある「やどりき水源林の森・周遊道」も散策しました。

周遊道はきれいに整備されていました。

しばらく進むと「成長の森」の案内版がありました。

ミツマタも咲き始めていました。

アセビ。

カントウカンアオイ

ヨゴレネコノメ。まだ蕾でした。

ミヤマシキミ(蕾)

周遊道内は案内標識が設置されています。
作業路に迷い込まないよう注意しましょう。